優秀な管理職が持つ4つの基本原則
優秀な管理職が持つ4つの基本原則
マネジメントで最も大切なのは、結果重視の姿勢です。成功する管理職は、結果を出しています。会社で最も部下に好かれる管理職にはなれても、好成績を残さなければ苦境に陥るでしょう。結果を念頭に置きながら、優秀な管理職になるための4つの基本原則を以下に紹介します。
1. 責任を重視する
必要な成果に対して部下に責任を持たせることは、あえて努力するようなものではないと思っているかもしれませんが、それは誤りです。責任はそう簡単なものではないのです。厳密なマネジメントが必要で、時には衝突を生むこともあるでしょう。多くの管理職が責任を取らせる能力が驚くほど低いことがデータからは示されており、ハーバード・ビジネス・レビュー誌に掲載された調査結果では、上級管理職でさえも46%がこの点に弱いことが分かっています。責任を重視することで、現職でより大きな力を発揮できるようになるでしょう。
2. 公の場での自信を向上させる
プレゼンテーションやスピーチを行ったり、会議を仕切ったりなど、公の場で良い“パフォーマンス”を示すことは、マネジメントの中でも特にストレスの多いものとなり得ます。
しかしこれは、非常に貴重な機会でもあります。マネジメントでのこうした公の側面に自信を持ってこなすことは、キャリアの成功にとって非常に重要な要素となり得ます。組織内で昇進すればするほど、自分のアイデアを“売り込む”機会も増えてきます。 話し上手な人は一目置かれますが、生まれながらにして話し上手な人はおらず、努力してなるものです。これを重点的な目標とすることで、自分の影響力を広げられ、さらに管理職のキャリアも向上できでしょう。
3. 準備を重視する
これは一つ前の基本原則と直接関係する。スピーチやプレゼンで自信を付ける素晴らしい方法はたくさんある為、ここでは述べませんが、それらは全て準備と練習に関係するとだけ言っておきます。通勤や帰宅時の運転中、あるいは妻子が寝た後に自室で静かにプレゼンの練習をした経験は、数えきれないほどあるのではないでしょうか。暗記のためではなく、内容についての不安を消すための練習です。 練習を積まずともできる人もいるかもしれませんが、ほとんどの人の場合、パフォーマンスの良し悪しは、内容をどれだけしっかりと理解しているかにかかっています。その根幹となるのが、入念な準備です。
4. 部下とのつながりを保つ
これは間違いなく、現代で大切なマネジメントスキルです。良好なコミュニケーションは言ってみれば産業革命の時代からマネジメントの重要な要素となっていますが、遠隔勤務がますます一般的になり、管理職が従業員だけではなく請負業者やフリーランサーのチームを抱えるようになった今、さまざまなチームメンバーとの緊密なつながりを保つことは、以前にも増して重要になってきています。 遠隔勤務者は孤独を感じ、自分が切り離されているように感じがちです。チームメンバーとのつながり維持が非常に重要なスキルとなっていることはデータからも示されており、優秀な管理職は時代を先取りし、強壮かつ独創的なコミュニケーターとなるでしょう。 マネジメントは、多角的な鍛錬と、終わりのない一連の個人スキル開発が必要とされる仕事です。
上に挙げた4つの基本原則は、良い出発点になるはずです。
「Victor Lipman」の記事より転記編集
自分を知ろう!断られない営業とは
孫氏の兵法
2500年くらい前、戦争に勝つためのノウハウとして書物に登場しました。その書物の名前は「孫子」。一般的には「孫子の兵法」と言われる方が多いです。現代でもビジネスのバイブルとしても人気があります。
当時は、人数の差・勢い・運なんてもので戦争をしていた中、この「孫子」の登場で状況が一変します。論理的に考え、正しい準備をすることで戦う前に、勝ち戦の状況を作る。
その中で、正しい準備について書かれたこんな一節があります。 " 彼(相手)を知り己(自分)を知れば百戦危うからず。 彼を知らずして己を知れば一勝一敗。 彼を知らず己を知らざれば戦うごとに必ず危うし"
これを営業の話に落とし込みながら訳すと、次のような意味になります。
“自分の価値観や会社の方向性を明確にし、相手の悩みやその業界の課題などについて理解すれば、営業で成果を出す可能性は一気に高まる。ただ、相手のことを理解せずに、自社の商品やサービスだけを理解していれば、成果は出たり出なかったり。そして相手のことも知らないうえに、自分の価値観に合わない売り方をしていたり、自社商品のよさすら理解できていなければ、営業するたびに悲劇が待っている”
つまり正しい準備とは、
1.自分自身(自社)を知ること
2.相手のことを知ること
3.1と2を元に勝てる計画を立てること
この手順を踏めば、戦わずして勝つ、売り込まなくても自然とモノが売れるようになります。 出撃する前から勝負はついている状況を作るのが正しい準備。
「誰に(相手)」「何を(自分のサービス)」「どのように(勝てる計画)」売るか? このキーワードを埋めていく作業が大切です。
才能を開花させる正しい準備の進め方
それでは、正しい準備をどうやって進めればいいのか? その方法について紹介しましょう。
正しい準備のステップ1:自分自身(自社)を知る
自社の商品やサービスに対する知識はもちろん知らないといけない、それは当たり前。でも営業が楽しいと感じられるようになるのにもっと大事なことって、自分自身を知ることです。
・あなたが、この仕事をやる理由が自分で納得できるものか?
・あなたが毎日生活する上での根幹の感情がどんなものか?
・あなたは、この役割を通してどのように人の役に立てると思うか?
この辺りの問いに前向きな答えが出せると、自然とエネルギーが湧いてきます。
「そもそも、自分がやりたいことを仕事にできる人なんてほとんどいない」 そう思っている人の方が圧倒的に多いはずです。 仕事にやりがいが感じられなかったり、自分に自信がもてない人は、意外に自分の根幹の感情に向き合えてなかったりするものです。
でも”自分がやりたいことの視線”を変えるだけで、目標や夢は一気に現実味を帯びてくる。 自分がやりたいことが現実味を帯びてくると、自信も持てるようになる。
正しい準備のステップ2:相手のことを知る
「相手に断られるのが嫌だ……」 仕事とはいっても、自分自身を否定されている気分になるので耐えられない。 実はこの問題はステップ2を飛ばして出撃することで、起きる問題です。
この問題は簡単にいうと
・ターゲットが具体的に決まっていないのにトークだけ出来上がっている
・ターゲットは決まっているだけで、悩みや状態をよく知らないから的外れなトークになっている
・ターゲットの立場を理解しないで接するのでイライラされて断られる
この辺りが原因になっています。
ターゲットとは、あなたが商品やサービスを提供したいと思っている見込み客像のこと。 ターゲットが定まってなかったり、相手が何を悩んでいるのかを理解せずに思い込みで行動すれば、相手に拒絶されるのは当然の話です。
まずは、
・あなたが誰の役に立てるのか?
・相手は何に問題を抱えているのか?
・その問題はどうして引き起こされているのか?
このあたりをちゃんと知ることが大事です。
正しい準備のステップ3: 1と2を元に「勝てる計画」を立てる
ターゲットを特定して、相手の悩みや課題も理解している。
そして自分が相手の役に立てるポイントもわかっている。
ここまで分かれば作戦を立てます。その作戦は当然、相手に押し売りすることなんかではありません。相手の悩みの解決にあなたのサービスが最適だと、自然に感じてもらうための作戦です。
売り込まなくても、相手から「売ってほしい」「手伝ってほしい」って言ってもらう作戦を練りましょう。
「断られる営業」と「断られない営業」の決定的な違い
見込み客に断られるのには理由があります。たまたまいつも自分だけ断られているわけではありません。その断られる理由は基本的に毎回以下のどれかがたいていは該当します。
・あなたのセールス(サービス)が気に入らない。
・あなたのセールス(サービス)に必要性を感じない。
・あなたのセールス(サービス)に魅力を感じない。
ここで言うセールスとは、いわゆる『売り込み』の工程だと捉えてください。
さて、では何が問題なのでしょうか? 営業をやっていれば誰にでも当てはまりそうな理由です。
回答の前に、先にデキる営業マンがすんなりモノが売れる理由は……。
・この人と付き合っているとプラスになりそう。
・この人に任せておけば問題を全部解決してくれそう。
・この人なら長く付き合えそう。
ここで注目してほしいのは、理由の中に「セールス」が無いこと。
意外かもしれませんが「断られる営業」と「断られない営業」の差はセールスの能力の差ではないということです。つまり営業でモノがすんなり売れる人は、セールスが上手くて成果が出ているわけではないということです。
では差って一体なんなのか? それは…。
・成果が出ない人は、目先の商品を売るためにセールスする。
・成果が出る人は、目先の商品ではなく自分との未来を売る。
この違いです。簡単にいうと、『売り込み』をしなくてもモノは売れるということです。
得意なやり方で、クレームもなくせる
顧客と長く付き合うために必要なこと。それは”売り込み”をしないこと。 断られる人はみんな自分よりも「商品」を売り込んでいます。だから相手に嫌がられて断られる。 商品を売るために止むを得ずにやっている「売り込み」という行動が、逆に断られる原因になっているなんて……
では、どうすれば売り込みをせずに「断られない営業」を実現できるのかというと、まずは営業の考え方をこんな風に変えてみるとわかりやすいです。
自分の商品に相手の”欲しい”を無理やり結びつけるのではなく、相手の抱えている”課題やストレス”を聞き出して、その解決方法を提供する。
あなたの都合で無理に相手を説得しようとしても、商品は売れません。たとえ売れたとしても、相手には「まんまと売り込まれた~」という気持ちが消えないもの。だから商品やサービスにちょっとでも不満があると「それ見たことか!」と烈火のごとくクレームが入ります。
でも逆に、相手のことを深く知ろうとすると、話は変わってきます。見込み客自身が、自分が抱えている課題やストレスを改めて自覚してくれるはずです。そんな時にあなたが、問題の解決策を提供すれば、相手は自分のほうから「詳しく聞かせてほしい」とまさかの逆オファーが生まれます。
ここでのポイントは「売り込もう」としないで「相手の役に立ちたい」という姿勢でいることです。
「相手としっかり付き合いたい」という気持ちを持つあなたの想いは、むしろしっくり来るやり方のはずです。相手を「やり込めよう」とか「丸め込もう」という気持ちは、相手に見透かされます。同じように、相手に「尽くそう」とする姿勢も相手の心に染み込んでいくのです。
断られない営業はこうやって準備する
商談の時に、相手の抱えている課題やストレスだけではなく、できるだけ多くの情報を手に入れることは「断られない営業」を実現する重要な鍵になります。一見、ハードルが高そうな話に聞こえますが、実はそうでもありません。相手の情報を聞き出すのにも、効果的な方法がちゃんとあります。それを紹介します。
1.心から知りたいという姿勢で質問する
これは、具体的な方法の前段階ですが最も重要なポイント! 人の心を動かすのは同じように人の心です。上辺だけの質問をされて喜ぶ人なんてほとんどいないですよね? でも自分に敬意を持ってくれて、心から知りたいと思ってくれている人には、自然と話をしたくなるものです。
でももし、あなたが相手の心を知りたいと思えないなら……、どうしましょうか?
こたえは。無理に追わなければいいのです。心から向き合えない相手と我慢して付き合っても、いいことないですからね。
2.4つのポイントを中心に情報を聞き出す
これから紹介する4つの質問を中心に話を進めると、断られない営業に必要な情報をスムーズに手にいれることができます。
質問を中心に初めての相手と会話をはじめることで、大事な情報を無理なく聞き出し、逆オファーをたくさんいただけます。
1つ目の質問:今どんなことでストレスを抱えているか?
相手が今何に悩んでいるのかを最初に聞き出します。この情報を知らなければ何も始まりません。よりスムーズに相手のニーズを聞き出すためにも、販売商品にマッチする感じで言い回しは調整した方が伝わりやすいです。
2つ目の質問:問題を解決するとどんなことができるようになるか?
先ほども触れましたが、営業で知っておくべき大事なことは、「相手は目の前の問題を解決したいわけじゃない」ということ。顧客の望みは「希望の未来にたどり着くこと」です。だから、そのゴールが何なのかを共有することは、ものすごく大事です。
3つ目の質問:1の問題を解決するために今までどんなことをしたか?
おそらく、相手は問題を解決するために今までにも何かしらトライしたことがあるはずです。あなたにとってはライバルともいえる他の選択肢を知っておくことで、相手の求めることがより深く理解できるようになります。
4つ目:その結果どうだったか?
もし、何かしらトライしたことがあるのであれば、その結果がどうだったのかをちゃんと聞いておきましょう。結果だけではなく、何が不満だったか、何かがよかったのか、このあたりを聞いておくと、相手が問題解決するために”正解だと思い込んでいる”間違いや勘違いなんかも知ることができます。
3.質問の答えから情報を掘り下げる
質問をする時に注意するのは、回答が来たら「はいそうですか」と次の質問に簡単に移らないことです。基本的に一つ目の回答では、浅い答えしか返ってこないことがほとんどです。だから、あなたが知りたいという気持ちのままに「ということは?」「具体的にいうとどんなことですか?」といったように、質問の答えを深掘りし続けてみてください。
こちらから相手のニーズを深く掘ってあげることで、相手の答えがどんどん明確になります。そして相手自身も気づかなかった本心や本当の悩みにたどり着くことがよくあるのです。
「こうやって聞かれたのは初めてだから、逆に自分の考えがまとまってよかったよ!」
こんな嬉しい言葉をもらえるようになったらかなりの上級者ですね。
考え方を変えるだけでストレスも激減
繰り返しますが、自分の商品に相手の”欲しい”を無理やり結びつけるのではなく相手の抱えている”課題やストレス”を聞き出して、その解決方法を提供する。
こう考え方をシフトするだけでも、いままで感じていたストレスがだいぶ軽くなるはずです。そして、相手と心から向き合う。そんな気持ちになれないなら無理に追わない。まずは心から知りたいと思える人に、このやり方を実践してみてください。決して実現不可能な方法ではないはずです。そして、想像していたよりも相手と「繋がれた感」が得られるでしょう。
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中尾隼人著「営業マンは70点主義でいい」より転記編集
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「職商人」に見る経営の本質
アナログ経営のモデルは中小企業にあり
最近の大企業の経営が、デジタルな発想に偏ってきている現実です。
事実、四半期という短期的な決算に一喜一憂し、数値的なデータを重視する米国流の経営が一般的になっています。
それを全面的に否定するわけではありませんが、行き過ぎを是正して「アナログ経営」に少し針を戻す時期に来ているように思えてならないのです。
デジタル一辺倒で「創造」を忘れるな
そんなアナログ経営の1つのモデルが、実は中小企業にあります。
デジタル化が進む大企業では、数値化されたデータを解析し、コストとかリードタイムの短縮、人件費の削減といった項目に気を取られています。
一部では、そんなデジタル経営に偏って見かけ上の効率ばかりを追い、いかにモノやサービスを安くするかという低価格競争路線が、成長戦略の柱になっています。
懸念要因として、コストの削減や効率の向上とかばかりに頭がいってしまうと、企業活動で最も重要な「価値を創造すること」を忘れてしまうことです。
つまり、モノを創り出すというところに頭がいかず、創造に対して思考停止状態に陥ってしまうのです。
仮にコストがゼロ、効率が100%になったとしても、創造を忘れ、モノの価値までがゼロになってしまっては意味がありません。
一方、大半の中小企業はアナログな部分が多く、数値で表せない熟練職人やベテラン社員の経験や技、勘などを大切にしています。職場は小さな組織なので、血の通ったアナログなコミュニケーションが交わされています。
この血の通った人の温もりのあるコミュニケーション、つまり社員同士の「深い対話」という原点に戻ることが、より強い、より元気な集団をつくる出発点になります。ここで集団が個を育て、個が集団を育てる好循環が生まれ、個と集団がひとつになるのです。
そんな「新・家族主義」を実践する中で仕事をしているのが、中小企業であることを見逃してはなりません。
「売り手」と「買い手」は一体不可分
ここで注目したいのが、「職商人(しょくあきんど)」の存在です。
職商人とは、モノづくりに打ち込む「職人」であると同時に、そのモノをお客に自ら売る「商人」でもあります。
つまり、職人と商人の器量を兼ね備えた人たちです。多くの中小企業は、この職商人に近い存在だと言っていいでしょう。
モノを作って売るという行為は、買って使ってくれる人がいなければ成立しません。「作る」と「使う」、「売る」と「買う」という行為は、職商人にとって一体不可分なのです。
同時に、買って使ってもらうことが、次の作る・売るにつながっていくという循環の発想も、職商人のものです。
いいものを作ればお客がきっと評価してくれる。それが励みとなって、もっといいものを作ろうという前向きな力が湧いてくるのです。
常盤文克の「新・日本型経営を探る」より編集転記
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「リーダーシップは練習して獲得するスキルである」優れたリーダーになるために、
今すぐできる21のこと
会社を経営していても、部署を管理していても、クラスを教えていても、リーダーシップのスキルは重要です。人を導いたり鼓舞したりするためにやるべきことが、生まれつきわかっているように思える人もいます。しかし、ほとんどの人は、そのようなことが自然にできるわけではありません。
ありがたいことに、リーダーシップは魔法のような能力ではなく、練習して獲得することのできるスキルです。人よりも簡単にできるようになる人もいますが、どんな人もできないことではありません。リーダーシップを身に付けたいと思い、そのために喜んで働き、リスクを取る勇気があればいいのです。
どこにいても、どんな仕事をしていても、優れたリーダーになるために今日からできる21のことを実践してみましょう。
- 感情をコントロールする
感情が人にエネルギーを与えます。気分が落ちていると、エネルギーも低いです。気分が高揚していると、ポジティブで楽観的になります。リーダーとしてベストな状態でいるために、自分の気分や感情をコントロールしましょう。そうすれば、自分のエネルギーもコントロールできます。
- スキルを伸ばす
人を導くスキルがなければ、どんな役職や肩書がついても、自分が望むようなリーダーにはなれません。良いリーダーになる唯一の方法は、リーダーシップのスキルを磨き、自分の業界や仕事の専門知識を伸ばし、自分にとってのリーダーシップの核となるものを見つけましょう。
- コミュニケーション上手になる
周りのことをよく観察し、人の話を聞くことで、何が起こったのかを理解するように自己管理します。素晴らしいリーダーというのはコミュニケーションが上手いです。自分が話すだけでなく、人の話も同じようによく聞きます。会話に集中して、微妙なニュアンスに気づきましょう。
- 自分の間違いを認める
自分が間違っていると言えるのは、強い、自信がある人です。自分の間違いを認めるのは、弱味を晒すことだと考える人もいますが、実際はまったくの逆です。正直でオープンであればあるほど、多くの人にリーダーとして尊敬されます。
- 優秀な人に気付く方法を学ぶ
自分にとって適切な人とつながる方法を知っているというのは、素晴らしいリーダーのかなり大事な要素です。適切な人というのは、自分のビジョンを前進させ、戦略を成功させられる人です。しかし、優れた人を雇うだけでは、半分しか達成できていません。多様な背景を持つ人や才能が、どのようにすれば共に最高の仕事ができるのかを理解することも大事です。
- チームの一員である
英語の「チーム:TEAM」は「みんなで一緒にもっと達成しよう:Together Everyone Achieves More」の頭文字だと言われています。素晴らしいリーダーは、自分もチームの一員だということを理解し、喜んでチームのために働き、他のメンバーを助け、支え、導き、指導する役割を担います。
- 称賛を惜しみなく与える
他人の功績を自分の手柄にするような人は、リーダーだと思われることはありません。真のリーダーは、惜しみなく称賛を与えます。素晴らしい成功や達成は、多くの人と才能に支えられていると知っているからです。
- 説教ではなくアドバイスをする
人は、自分の成長や進歩に興味があります。自分がどうすればもっと良くなるのか、自分の歩む道がどうすれば見つかるのかを知りたいのです。リーダーは、そのような人に偉そうにしたり、説教をするのではなく、アドバイスをし、導き、支援するのが仕事です。
- 人に投資する
素晴らしいリーダーになるには、組織にとって一番大事なところ、つまり人から始めなければなりません。部下や社員に幸せに、熱心に、誠実に働いてもらいたいのであれば、彼らを時間をかけて育て、組織としてのビジョンを明確に伝えましょう
- 自由に柔軟に働かせる
どうすればその仕事がうまくいくのかを知っている人には、口を挟まないようにします。自由と柔軟性を育むリーダーは、部下や社員が最高の状態で働けるようにします。
- すぐに褒める
頻繁にオープンに人を褒めましょう。良い仕事をした時、仕事の仕上がりが素晴らしかった時、業績が良かった時など、それを他の人にもわかるように伝えます。しかし、成長や進歩のために意見を言う時は、他の人にわからないように伝えましょう。良くない評価だと受け取られるのは仕方ありませんが、人前で非難されていると感じさせてはいけません。
- チームとの絆を結ぶ
素晴らしいチームにしたいと口で言うのは簡単ですが、それだけでは素晴らしいチームにはなりません。自ら進んで部下や社員との溝を埋め、チームとの絆を深めるために一緒に働く時間をつくりましょう。
- 自分の居室に閉じこもらない
早く出社して、静かなうちに自分の仕事を終わらせます。そして、みんなが出社してきたら、自分の居室を出て、コミュニケーションをとりましょう。これは、リーダーに求められる役割のバランスを取るのに効果的な方法です。リーダーは一生懸命働いているだけでなく、自分たちの身近な存在であると認識していると、そのチームの一員であることを心地よく感じるので、お互いのために良いことです。
- 疑ってみることの大切さを知る
1日、もしくは1週間を通して、誤解や気まずい瞬間、見下されたような行動など、色々な悪いことが起こります。すぐに判断したり、自分の意見を言う人がいるから、そのようなことが起こるのです。優れたリーダーは、疑ってみることのメリットを知っています。疑ってみることは公平で親切なことであり、次のチャンスを与えてくれます。
- 細かなことまで指示しない
細かなことまで指示するリーダーは、部下や社員の才能や生産的な能力を輝かせたり、彼らのスキルや経験を最大限に活かすことができません。良いリーダーになりたいのであれば、一歩引いて、部下や社員がベストを尽くすことができるような余地を与えましょう。
- 楽しむ
ビジネスは真剣なものかもしれませんが、素晴らしいリーダーはビジネスを楽しむ方法を知っています。楽観的な社風や、夢中になれるような環境をつくります。人が熱心に働くには、楽しむことが大事だとわかっているのです。
- 人の才能に気付く
人の才能や強みにすぐに気付けるようになりましょう。そうすると、生産性が最も高くなる方向に、その人の強みを活かして成長させることができます。
- 責任を取らせる
部下や社員が責任を取らない時に、リーダーにとって最大の危機が訪れます。自分にとって、責務や説明責任を果たすことが重要なのであれば、部下や社員にそれを逃れさせてはいけません。自分にとって大事な原則を守ることでリーダーとして尊敬され、チームはうまく機能し続けます。それが最善の道です。
- 信頼されるために、まず信頼する
信頼するというのは、相手のことを信じているというメッセージを伝えることです。そうすれば、相手もあなたのことをさらに信頼するようになります。
- 思いやりや気遣いを見せる
思いやりは、組織が必要としているものと、部下や社員が求めているもの、あなたが与えることができるものの隙間を埋めます。それに、思いやりのあるリーダーが一番評価されます。
- 愛情を持って導く
「愛はすべてに勝る」と言います。古代ローマ人は愛がすべてを征服すると知っていました。自分の部下や社員を愛し、自分の会社や組織を愛しましょう。そうすれば、素晴らしいリーダーシップとは何かがわかるはずです。
21 Ways to Be a Better Leader|Inc.
Lolly Daskal(訳:的野裕子) Photo by Shutterstock.より転記
肩書は関係ない!真のリーダーになるために必要な「7つの条件」
前回に続き、個人的に興味のある記事を投稿いたします。
以下は、記事を転記致しますので興味ある方はご覧ください
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リーダーシップは、肩書によって与えられるものだったり、チームや部下を率いることで得られたりするものだと思っている人が多いかもしれません。
しかし真のリーダーシップとは、人を成長させたり、なにかができるようにしたりすることであり、権威や権力によって得られるものではありません。
「影響力のある人間になりたい」と思っている人には、リーダーの資質があります。また、人ができないと思っていたことをできるようにしたり、不可能を可能にする方法を示したり、自分を信じられなかった人に信じる力を与えたりできる人は、すでにリーダーです。
この記事では、自分がリーダーに向いているかどうかがわかる「7つの条件」をお伝えします。
- 誠実で高潔な行動をしている
リーダーは「良い人」としてメンバーに語りかけます。誰が見ていても見てなくても関係なく、自らの行動や価値観、やり方に一貫性があり、それを高いレベルで実行できるのがリーダーです。
- コミュニケーション力に長けている
偉大なリーダーはコミュニケーション力に長けています。人と情報を共有するのは好きですか? 相手が必要としている情報をきちんと提供していますか? くどい言い回しにならずに、率直でオープンなコミュニケーションをしていますか? これらができていれば、リーダーとして合格です。
- 自信がある
常に自信を持ち続けることは、簡単ではありません。自信を持ってなにかに取り組むことで、人はリーダーに近づきます。相手を勇気づけたり励ましたりといった人を鼓舞する能力や、手助けによってその人が不可能だと思っていたことを可能にする力がリーダーには必要です。
- 決断ができる
リーダーの基本的な仕事のひとつは、決断することです。真のリーダーは、やむを得ない状況で難しい決断をすることを恐れません。情報を集め、躊躇したり考え直したりせずに、すばやく情報に基づいた決断ができる人は、リーダーとしての資質があります。
- 勇気ある行動をしている
真のリーダーはリスクを取ることを恐れません。リスクが大きければ大きいほど、見返りも大きくなるから。チャンスを見極めて、勇気を持ってリスクを引き受けられるなら、あなたはリーダーに向いているでしょう。
- 問題を解決している
人生には解決するのが難しい問題や正さなければならない状況が常に存在します。ほとんどの人は問題が起こると不平不満を言うだけですが、リーダーの資質を持つ人は決して煩わしいことだと思わず、成長の機会だと捉えています。その上で問題を解決することができる人は、まさにリーダーです。
- 人間関係を大事にしている
真のリーダーシップの土台となるのは、人間関係の質です。人間関係は、相手に対する深い理解と感謝によって築かれるものです。相手と個人的に深くつながり、上っ面の関係を突破した密な人間関係を築く力がリーダーには必要です。
肩書も、どこで誰と働いているかも関係なく、以上の7つの条件を満たすことが、真のリーダーには必要なのです。
ライフハッカー[日本版]より、Lolly Daskal(訳:的野裕子)
経営者が思う、優れた社員の5つの条件
大変興味深い記事をみましたので投稿してみたいと思います。
以下は記事をそのまま転用いたします。
500人以上の経営者を対象にした最近の研究で、優れた社員の資質とはどういうものかを調べていました。経営者の答えで1番多かったものはなんだと思いますか? 能力が高いことではありません。遅くまで職場に残って仕事をする、でもありません。クライアントと密に連絡を取ることができる、でもありません。
答えは「性格が良い」でした。
しかし「性格が良い」と言っても、内向的か外交的かというようなことではありません。人間性を表すようなもっと深い根本的な能力、つまりEQ(心の知能指数)のことを言っています。具体的には次のようなことです。
1. 指示待ち人間ではない
やるべきことを言われるのを待つのではなく、自ら行動を起こす人です。何をすべきかはっきりわかっていなくても、最善だと思うことをやり、責任を持ちます。積極的に行動して、リスクを引き受けます。順を追って指示されるのを待つよりも、自ら動くことの方が大事です。
2. 陰口を言わない
上司や同僚に対してどう思っていようが、職場では自分の意見は胸にしまっています。愚痴を言いたくなった時は、会社の外で関係のない人に言います。上司を含め仕事で誰かとの間に問題が起こった時は、直接その人と問題を解決するよう取り組みます。陰口を言うのではなく、コミュニケーションをします。
3. 有言実行
「メールを送ります」と言ったら、きちんとメールを送ります。クライアントに追ってお知らせしますと言ったら、きちんとフォローします。締切は守ります。仕事を引き受けるだけの余力がない場合は、その仕事は引き受けません。どのくらいの時間でどのくらいのことができるのか、自分のことがわかっており、その感覚に従います。誠実であることの方が大事だとわかっているので、断ることをいといません。
4. 周囲の人を尊重する
同じ部署やチームの誰かが良い仕事をした時は、その人にそう伝えます。同僚と上司どちらにもサポートを求め、誰かが成功した時は心から喜びます。一緒に働くと高められると感じるので、周りの人は一緒に働きたいと思います。協調性があり、対抗意識はありません。
5. 忠告ではなく、提案をする
批判をしたり、ブレストをするのではなく、具体的な対案を出します。自分の意見を押し通すのではなく、こうした方がいいと思うことに関して、きちんと調査をした上で提案をします。その変化が引き起こすであろうことや自分がどのように貢献できるかを、自分の専門分野を越えて大局的に見ます。自分の出世のためだけでなく、組織全体の成功に寄与します。
職場で優れた社員というのは、生まれ持った性格というより、後天的に育んだ性格によります。まずは自分を振り返ってみて、それから行動を起こしましょう。これからでも、優れた社員になるのに遅すぎるということはありません。
以上、「lifehacke」記事より抜粋
いかがでしたか?
一部は経営者にも当てはまるところもあるのではないでしょうか。
今後も、興味深い記事等があれば投稿していきたいと思います。
私が 「魚小」 を法人化しない理由について
最近、取引先・仕入先・法人化(株式会社・有限会社)している友人からなぜ「法人化しないのか?」と質問される機会が増えております。
そこで、私がなぜ「法人化」を行ってないか、その理由を説明いたします。
あくまで、私個人の考えなので、異論・反論はあると思いますが、ご了承下さい。
家業を継いだ時は何故先代の父は法人化しなかったのか?個人事業主と法人格の違いについて私自身、当時は知識もさほどありませんでした。
しかし、知識を得るうちに法人化するメリットよりデメリットの方が大きく感じ現在に至っております。
法人化によって様々な制度や出資を受ける事もできる時代ですが、私が法人化しない大きな理由は、
「いたずらに事業を大きくする理由」が無く、
ましてや「借入金」を行う必要が現状ではないからです。
また、組織化する事により、自分の身の丈以上の仕事をしたくない。
仕事は自己責任の範囲で責任を持って行いたいという気持ちが優先してしまうからです。
その他、法人化にしない理由として
*法人格が昔ほど取引上、重視されない社会になったこと
*法人でなければ出来ない・受けれないサービスは一部あるが不自由しない
*法人化を行う資金は、設備投資、雇用の安定確保に使いたい
*会社設立時に費用がかかる
*年に一度の決算など、会社の維持にお金がかかる
*複式簿記が必須となり、事務作業が増える
*法人税を含め法人としての諸費用が個人事業主より多くかかること
*所得が低い場合、税負担が個人事業主より重くなることがある
*赤字でも法人住民税の均等割負担が生じる(赤字ではないです・・・)
*青色申告の特別控除が法人化すると使えなくなる
*確定申告は法人・個人と2つしなければならない
以上おおまかですが、私が「魚小」を法人化しない理由です。
最後に、誤解無きよう申し上げますが、私は「法人化にするメリットが無い」だけで
あり、必要があれば「法人化」はいつでも行う気持ちはあります。
つまり、現段階では、その必要性は無く、法人格が無くても事業になんら支障がありません。
法人化は、いずれ必要とされるときに行えば良いと考えております。
法人化したからといって「仕事の内容」が変わるわけでも、「知識」が深まるわけでもありません。
責任をもって確実な仕事を行いそれが認められるという事は社名や屋号よりも担当者個人を評価するという事ではないでしょうか。
つまり、今も昔も「人」がいて仕事は成り立つものだと考えております。
以上